MBAI
MBody AIロボット本体を作らず、他社の機械をまとめて動かす頭脳の側に立つ。加えて、大腸がん検診用カプセルC-Scanの特許と知的財産が旧事業の資産として同じ会社に残り、ロボットAIと無関係なものが同居している。
収入源はMBody AI側にしかない。宿泊や賭博といった接客の現場で、他社製のロボットや自律機器をまとめて動かす基盤を提供し、導入先から代金を受け取る。顧客の数はまだ限られ、収益は立ち上がりの途中にある。
顧客も供給元も少数なので、片方が抜けただけで数字が大きく振れる。宿泊や賭博は許認可の業種で、州が変われば規制も変わる。株式を発行して資金を作る運転が続く以上、既存株主の持ち分は薄まり続ける。
医療機器の旧事業、ロボットAIの新事業、そして株式と引き換えに取得した外食フランチャイズの権利という、互いに無関係な三つを同時に抱えたまま舵を取る。資金は市場からの調達に頼る。
数少ない大口顧客が使い続けるかどうかで、売上がそのまま増減する。機器を納める外注先も少数に絞られており、納期が崩れれば導入そのものが止まる。開発費は市場からの調達に頼っている。
この会社をどう読むか
ロボットのAI企業が、ニュージャージー州の外食フランチャイズの権利を自社株と引き換えに買う。MBody AIの年次報告書には、そういう脈絡の読めない取引が並んでいる。
この会社の前身は、大腸がんを飲むカプセルで調べる装置を作っていたイスラエルの医療機器メーカーで、資金が続かず合併に活路を求めた末に器だけが残った。そこへロボットAIが入り、外食の権利が付いた形だ。株価が動く材料はロボットAI側の顧客獲得だけで、残る二つは当面、数字に効いてこない。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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