MBOT
Microbot Medical大がかりな設備と専属スタッフを前提にする既存の手術ロボットに対し、使い捨てで持ち込める設計を選んだ。医師の被ばくと体の負担を減らす狙いが、そのまま構造に出ている。
主力のLIBERTYは使い捨て設計の血管内ロボットで、ガイドワイヤーやカテーテルを離れた場所から操れる。米当局の認可は取得済みだが、2025年末の時点でまだ売上は計上されていない。
売上が立たないうちから費用は先に出ていくため、資金は増資で賄うことになり、株式は薄まっていく。手術ロボットの世界には実績で先行する大手が並び、安全に関わる機器だけに一度の不具合が採用を止めかねない。
開発一本だった体制を、病院へ売り込む体制に組み替えている最中だ。機種を増やすより、まずLIBERTY一本を通すことに人と資金を寄せている。
収入の全部が、このLIBERTY一機種の採用が進むかどうかにかかっている。専用の血管撮影室も専属の要員も要らない設計が、病院にどれだけ響くかが分かれ目になる。
この会社をどう読むか
Microbot Medicalは長く開発段階の会社として語られてきたが、主力のLIBERTYはすでに米当局の認可を得ている。にもかかわらず、2025年末までにこの会社が計上した売上はゼロだ。
認可という関門は越えた。残るのは、専用の血管撮影室も専属の要員も抱えずに済む使い捨てのロボットを、病院が本当に使い始めるかどうかという一点になる。採用が広がるまでの費用を増資でつなぐ間、株式が薄まり続けることは避けにくい。
バランスシート (要約)
資産 $82M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $78M(95%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$76M
- 固定資産$2M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −16.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$13M
- フリーCF
- −$13M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
MBOT の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…