MCB
Metropolitan Bank Holding1999年の創業以来、個人向けの窓口を広げる代わりに、企業との関係と特殊な預かり業務で預金を確保する道を選んできた。2001年に踏み込んだ医療・介護施設向け融資のように、業種を絞った専門知識も積み上げている。
中小企業や不動産業者への融資と、その利ざやが土台。加えて不動産取引の資金を一時的に預かるエスクロー口座や、自治体の口座を扱う。外国人投資家の資金を預かるEB-5移民投資プログラムの口座も組み合わせ、支店を介さずに預金を集めている。
融資はオフィスやホテル、介護施設など商業用不動産に偏っており、市況が傾けば焦げ付きが増える。エスクローや自治体の預金は大口で一度に動くため、退潮すれば資金繰りが一気に窮屈になる。
創業者でCEOのマーク・デファジオが掲げる「起業家精神を持つ銀行」という理念のもと、融資判断の速さと企業との関係を重んじる。株主還元は配当の維持にとどめ、危うい分野には深入りしない。
ニューヨーク都心の景気と金利水準が収支に直結する。あわせて、こうした特殊な預かり口座が離れずに残るかどうかにも揺さぶられる。
この会社をどう読むか
Metropolitan Bank Holdingが構えるニューヨーク都心の窓口は、たった七つしかない。それでも預金の残高は$7.4Bに届く。支えているのは企業融資で築いた関係のほか、不動産取引の資金を一時的に預かるエスクロー業務や、外国人投資家の資金を扱うEB-5移民投資プログラムの口座だ。
この集め方は、平時には低コストで効率のよい資金源になる。ただし個人の小口預金のように分散してはいない。オフィスや介護施設に偏った貸出先の質と、大口の預かり金が急に動く可能性の両方を、同時に抱え込む体質でもある。
バランスシート (要約)
資産 $8.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $743M(9%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$394M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $11M
- 売上成長率
- −53.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 643.2%
- ROE
- 9.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $89M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 802.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- 4.4%
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