MDBH
MDB Capital Holdings引受だけを請け負う投資銀行と違って、種を探す段階から関わる。資金を出し、知的財産の権利化を助け、上場後も株主として残る三役を一社で兼ねている。
傘下の証券会社が、創業間もない企業の資金調達や新規上場の引受を担い、その手数料を得る。あわせて知的財産の権利化を助言する子会社を持ち、選び抜いた企業の株式を上場後も保有し続けることでも収益を得る。
毎年数百件から絞り込む選別の網に、有望な技術がかからなくなると収益源が枯れる。相場が新興株を敬遠する局面では、育てた企業の上場自体が延期され、保有する株式の価値も一緒に沈む。
1997年の創業以来、技術の種を発掘しては絞り込む仕組みを回し続けてきた。上場後も出資先の株式を売り切らず持ち続け、育成の成果を長く追う姿勢が目立つ。
有望な技術を見抜く目利きの精度と、新興株の新規上場そのものが活発かどうかに左右される。上場市場が閉じれば、選び抜いた案件を株式として現金化する出口がなくなる。
この会社をどう読むか
MDB Capital Holdingsは投資銀行という肩書きを持つが、実態を数字で見ると印象が変わる。大学や企業、発明家から集めてくる技術の種は年に約250件にのぼる。そこから50件、10件と絞られ、年次報告の提出時点で最終交渉に残っていたのは2件だった。
この選別を通過した企業だけが、傘下の証券会社を通じて株式を公開する。知的財産の権利をどう固めるかを助言する子会社が併走する。上場後も出資先の株式を売り切らないため、引受の手数料だけでなく、育てた企業自体の値上がりにも収益が乗る。
バランスシート (要約)
資産 $64M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $61M(95%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$13M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −35.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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