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Methanex各地域の顧客契約の値決めに使われる参照価格を、自ら公表している。世界最大のメタノール専用タンカー船団と主要港の貯蔵設備を持ち、安く作れる場所から需要のある場所へ荷を振り向けられる。
天然ガスからメタノールを作り、自社の海上タンカー船団で世界の顧客へ届ける。2025年の販売量は950万トンで、国際的に取引されるメタノールのおよそ2割にあたる。自社工場の生産だけでなく、他社から買い付けたメタノールも混ぜて供給量を調整する。2025年6月にはOCIの国際メタノール事業を約$2.05Bで取得し、アンモニアも扱うようになった。
需要のおよそ半分は接着剤や酢酸などの化学品向けで、3割強は燃料用途。世界の工業生産が鈍れば、この二つが同時に細る。産ガス国での供給トラブルや政策変更で工場が止まると、巨額の設備を抱えたまま費用だけが残る。
配当を続けながら、買収で膨らんだ借入の返済を進める局面にある。ニュージーランドで契約ガスを電力市場へ回して工場を止めた例があるように、作るより売るほうが得なら操業を止める判断をためらわない。
メタノールの国際価格と、各工場が安い天然ガスを確保できるかどうかの二つ。北米では固定価格契約とヘッジで必要量のおよそ半分を押さえ、それ以外の地域ではガス代金がメタノール価格に連動する契約を結んでいる。
この会社をどう読むか
メタノールは無色の液体で、接着剤や塗料の原料にもなれば、船の燃料にもなる。Methanexはその世界最大の供給者であり、各地域の顧客契約の値決めには同社が公表する参照価格が使われる。値段をつけられる側ではなく、値札を出す側に立っている会社だ。
ただし価格の水準そのものを決められるわけではなく、稼ぎは天然ガスとメタノールの値差に還元される。北米以外の工場はガス代金がメタノール価格に連動する契約になっており、相場が下がれば原料費も一緒に下がる。だから相場の絶対水準よりも、その値差がどれだけ開いているかのほうが効いてくる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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