まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
発電用ではなく製鉄専用の炭に絞った独立系という時点で数が少ない。それ以上に珍しいのは、ワイオミング州のブルック鉱山で、石炭層からレアアースと重要鉱物を取り出そうとしている点だ。石炭会社が資源の種類ごと乗り換えを試している。
収益はほぼすべて冶金炭から来る。ウェストバージニア州南部とバージニア州南西部に、エルククリークなど四つの鉱山群を持つ。高炉で鉄を作るのに欠かせない粘結炭を掘り、北米の製鉄所やコークス工場、海外の需要家へ売る。条件のよい炭層を押さえていることが、低い採掘コストにつながっている。
鉄鋼需要が冷えて炭価が落ちる局面では、コストの低さで踏みとどまるしかない。もう一方のレアアースは試験用の鉱石を出した段階にすぎず、商業生産に届かなければ投じた資金は戻らない。
稼働と休止を切り替えられる予備の鉱山を四つ抱え、市況に合わせて生産量を動かす。その本業が生む現金を、まだ一円も稼いでいないワイオミングの実証設備へ回している。
冶金炭は国際市況で値が決まる商品で、価格の上下がそのまま利幅になる。北米の高炉が動き続けるかどうかと、鉄道や港までの輸送費の水準も効いてくる。
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $484M(42%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
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