MGLD
Marygold Companies投資信託の運用会社を核に、食品や美容用品まで手がける組み合わせ自体が珍しく、単一事業に専念する同業とは構えが違う。2025年に警備事業を関係者へ売り、米国の金融アプリも止めるなど、事業の取捨選択を進めている最中でもある。
収益の中心は、傘下のファンド運用会社が預かる資産(2025年6月期の平均で$2.9B)から得る手数料だ。ほかに食品と美容用品の製造販売があり、英国では金融アプリも動かしている。
2025年6月期の平均運用資産は$3.3Bから$2.9Bへ1割強減り、手数料もそのまま目減りした。小さな事業をいくつも抱える分だけ本社費用が重くのしかかり、どれか一つの不振が全体の利益を沈める。
運用の稼ぎを核に据え、合わない事業は切る整理を続けており、2025年には警備子会社を関係者へ売った。株主への還元は行わず、稼いだ分は残した事業の立て直しと本社費用の圧縮に回している。
運用資産の残高は商品相場やエネルギー需要で上下しやすく、手数料もそれに連れて動く。食品と美容という毛色の違う二つが、それぞれ単独で採算に乗るかどうかも問われる。
この会社をどう読むか
Marygold Companiesは、名前だけでは何をする会社か分からない、寄せ集めの持株会社だ。中核は投資信託の運用会社だが、傘下には食品や美容用品の製造販売、金融アプリの開発まで、性質の違う事業が並ぶ。
2025年には警備関連の子会社を関係者へ売り、収益の見えない米国の金融アプリの運営も止めるなど、事業の刈り込みを進めた。中核の運用資産は商品相場や地政学の動きで増減しやすい。主な収益源が一つ、それにぶら下がる小さな事業が複数という形そのものが、業績の読みにくさとして残っている。
バランスシート (要約)
資産 $30M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $23M(76%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$14M
- 固定資産$11M
- 流動負債$7M
- 長期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $30M
- 売上成長率
- −8.2%
- 粗利率
- 72.5%
- 営業利益率
- −22.2%
- 純利益率
- −19.3%
- ROE
- −25.3%
- ROIC
- −21.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- −$3M
- 営業CFマージン
- −11.0%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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