MGRX
Mangoceuticals遠隔診療会社の多くが外部の調剤薬局と契約するのに対し、この会社は経営トップが所有する薬局と組んでいる。効率化を狙った垂直統合とも読めるし、利益相反が生じやすい構造とも読める、どちらの見方も成り立つ設計だ。
「Mango」ブランドでオンライン診療を提供し、医師の処方を経た薬をネット経由で届けて収入を得る。調剤や発送は、会長兼最高経営責任者ジェイコブ・コーエン氏が52%を握るEpiq Scriptsという関連会社に独占的に委託している。
調剤を一社に依存しているため、Epiq Scriptsの対応が追いつかなければ薬の提供そのものが止まる。契約を他の薬局に切り替える場合は、Epiq Scriptsに一定期間、売上の1%を払い続ける取り決めも結ばれている。
SNSのインフルエンサーを使った販促に力を入れる一方、調剤という事業の根幹部分は身内の会社に委ねる経営判断を取っている。この二つの組み合わせが、会社の性格をよく表している。
Epiq Scriptsが各州の薬局免許をどれだけ揃えられるかに、事業の対応範囲がそのまま左右される。同社はコロンビア特区と大半の州で免許を持つが、アラバマ州はまだ取得の途中にある。
この会社をどう読むか
Mangoceuticalsは、男性の悩みに向けた薬をオンライン診療で届ける、よくある遠隔医療スタートアップの一つに見える。だが処方箋の調剤先を見ると、この会社らしさがはっきり出てくる。
薬を実際に調合して発送しているのはEpiq Scriptsという別会社だ。その52%を所有して経営を握るのは、Mangoceuticals自身の会長兼CEOであるジェイコブ・コーエン氏にあたる。身内の薬局に頼ることで開業の速さは手に入れたが、他の薬局に切り替えれば違約金に近い手数料を払う契約にもなっており、両者の関係がそのまま会社の重さになっている。
バランスシート (要約)
資産 $16M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15M(94%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$61K
- 固定資産$15M
- 流動負債$891K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $456K
- 売上成長率
- −26.0%
- 粗利率
- 54.9%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −135.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −1282.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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