MIDD
Middleby業務用厨房機器という分野で、買収を通じて多数の専門ブランドを束ね、厨房に必要な機器を幅広く揃える総合力が強み。外食チェーンにとって、複数の機器をまとめて調達できる利点がある。人手不足を背景にした調理の自動化という追い風を取り込め、保守や部品の繰り返し需要も持つ立ち位置にいる。
レストランや外食チェーン、食品工場向けの業務用の調理機器(オーブン、フライヤー、急速冷凍機など)の販売が収益の柱。これに、家庭向けの高級調理家電や、食品加工の機械が加わる。多数の専門ブランドを買収で束ね、厨房に必要な機器を幅広く揃える。機器本体に加え、保守や部品の需要も取り込み、調理の現場を支えて稼ぐ構造になっている。
景気後退で外食チェーンの出店や設備投資が冷えると、厨房機器の販売が落ち込む。食品産業の設備投資の周期や、家庭向け家電の需要の変動も業績を振らす。原材料費の上昇や、買収に頼った成長の一服、買収先の統合の負担も、収益の重しになりうる。設備投資の波に業績が左右される面を持つ。
配当を出さず、利益を買収によるブランド・分野の拡大と、調理の自動化への対応、効率的な生産に振り向ける成長志向の経営。業務用厨房機器を軸に買収を重ねて品ぞろえを広げ、人手不足や自動化という追い風を取り込みながら、保守・部品の需要も生かして稼ぐ力を高める方針が特徴。
外食や食品産業の設備投資と、新規出店、調理の自動化の需要に依存する。外食チェーンが店舗を増やし厨房機器に投資するか、食品工場の設備需要が活発か、人手不足を背景にした調理の自動化を取り込めるか、そして買収でブランドや分野を広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.8B(44%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$222M
- 他の流動資産$2.5B
- 固定資産$3.6B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$2.1B
- 短期借入金$44M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.2B
- 売上成長率
- 1.6%
- 粗利率
- 39.1%
- 営業利益率
- 18.0%
- 純利益率
- −8.7%
- ROE
- −10.0%
- ROIC
- 9.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $630M
- フリーCF
- $559M
- 営業CFマージン
- 19.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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