MITQ
Moving iMage Technologies他社の主要ブランドまで一括で卸す代理店の顔と、電源管理や照明を自作するメーカーの顔を両方持つ。字幕を手元の端末やARメガネに好きな言語で出す翻訳サービスなど、映画館の外へ出ない範囲で新製品を試している。
大手メーカーのプロジェクターや音響機器について南北アメリカのマスターリセラー権を持ち、これらは仕入れて卸す。一方、機材を束ねる自動化装置や電源管理、LED照明は自社で設計・製造する。1館の改装を設計から据付まで一括で請けることで、仕入れて売る顔と作って売る顔を同じ現場で使い分ける。
米国のスクリーン数は2024年の44,000から2025年に39,000へ減っており、改装需要そのものが縮む業界に立つ。運用監視ソフトCineQCも、普及の速さは顧客の受け入れ次第だと自社が書いており、収益源に育つ時期は読めない。
2003年操業、2019年にCaddy Productsの資産を買ってスタジアムやアリーナ向けにも手を広げた経緯がある。本業の改装工事を軸にしつつ、ソフトや新製品への布石を並行して打つ。
映画館チェーンが改装投資を続けるかと、案件をどれだけ受注できるかで売上の波が決まる。他社ブランドの卸売部分は利幅が薄いため、自社製の周辺装置をどれだけ抱き合わせられるかが採算を左右する。
この会社をどう読むか
Moving iMage Technologiesは映写機を作らず、Sharp-NECやBarco、Dolbyの米州マスターリセラーとして仕入れて卸す。自社で作るのは、それらを束ねる自動化装置や電源管理、LED照明のほうだ。
設計から機材の調達、据付までを一括で請けることで、単品の機材メーカーには取れない工事の対価を得る。ただし米国のスクリーン数は1年で44,000から39,000へ減っており、改装案件そのものが先細る業界の上に乗っている。
バランスシート (要約)
資産 $11M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(45%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$1M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $18M
- 売上成長率
- −9.9%
- 粗利率
- 25.2%
- 営業利益率
- −6.0%
- 純利益率
- −5.2%
- ROE
- −19.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $437K
- フリーCF
- $437K
- 営業CFマージン
- 2.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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