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Maui Land & Pineapple1909年にパイナップル農園として始まった会社が、いまは保有地の大半を賃貸と保全に振り向けている。二度と増えないマウイ島の土地という希少性と、その大部分を自由にできない制約が同じ帳簿に載る。
収入は3つに分かれる。土地の計画から分譲までの開発事業が全体の約3割、商業・農業・工業用地の賃貸と上下水道の管理、そしてカパルア・リゾート内の会員制クラブの運営が残りを占める。
観光が災害や不況で細れば、土地も商業施設も借り手を失う。分譲は年に数件の売却で収益が大きく振れる商売で、売れる土地が866エーカーしかない以上、この先の在庫にも限りがある。
カパルア・リゾートを核に、土地を一度に売らず段階的に分譲していく進め方を取る。水道インフラの管理や保全区域の維持といった、収益に直結しない役割も引き受けている。
ハワイの観光と移住の勢い、そして開発許可が下りるかどうかで分譲の進み方が変わる。保有地の内訳は農業用地10,356エーカー、保全・分水域11,045エーカーが大半で、動かせる土地はごく限られる。
この会社をどう読むか
約22,300エーカーを持ちながら、開発できるのは866エーカーしかない——Maui Land & Pineappleの性格はこの落差にある。
残りは農業用地が10,356エーカー、保全・分水域が11,045エーカーで、帳簿の上の広さがそのまま売れる土地の広さにはならない。1909年のパイナップル農園を起源とする会社は、いまカパルア・リゾートの会員制クラブや水道の管理で足元を支えている。限られた分譲用地を少しずつ現金に変えていく以外に、この土地から収益を引き出す道はない。
バランスシート (要約)
資産 $48M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $33M(69%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約11年分
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$39M
- 流動負債$7M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $19M
- 売上成長率
- 68.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −23.4%
- 純利益率
- −54.4%
- ROE
- −32.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- −$484K
- 営業CFマージン
- 10.7%
- 現金ランウェイ
- 約11年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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