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強み

ポンプと投与アルゴリズムとセンサーを自社で一通り揃えており、部品だけを売る競合より利用者1人あたりの収入が大きい。保険者や医療機関との交渉経路を長年かけて築いてある点も、新興勢が短期に真似しにくい。

成長ドライバー

インスリンポンプを起点に、血糖を測るCGMセンサーや注入セットといった買い替えの続く消耗品で収入を積む。伸びているのはCGMで、ポンプ利用者がCGMも併せて使う割合は2025年度の59%から2026年度に66%へ上がった。2026年度の売上は$3.1B、前年から14%の増加だった。

リスク

2026年度の純損失は$317Mで、前年の$198Mから膨らんだ。粗利率の低いSimpleraの比率が上がるほど利益は薄くなる。MiniMed Flexの承認に伴い、研究開発の資金提携先への最低ロイヤリティとして$157Mの一時費用も計上した。

経営の癖

配当はない。Medtronicが株式の約9割を持ったままで、経理やITの一部も分離関連の契約で親会社に頼っている。独立会社としての固定費は今後さらに増える見込みだ。

読みの軸

CGMの併用率と、新型ポンプMiniMed Flexの立ち上がりに業績がかかる。FDAの承認が前倒しになったことで、旧型を買い控えて新型を待つ動きが出て、米国のポンプ販売は7%落ちた。センサーの一部はAbbott製で、この提携も欠かせない。

この会社をどう読むか

上場したての会社の決算書を見ると、売上が伸びているのに赤字が広がる、という一見ちぐはぐな絵が出てくる。2026年度の売上は$3.1Bで14%増えた一方、純損失は$317Mへ拡大した。

伸びの正体はCGMだ。ポンプ利用者のうちセンサーも併用する人の割合が1年で59%から66%へ上がり、消耗品の収入が厚くなった。ただし利益率の低い新型センサーの比率が上がる構造で、しかも株式の約9割はまだMedtronicが握っている。独り立ちの絵が財務に出てくるのは、これからの数年になる。

バランスシート (要約)

資産 $4.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.6B(78%)。

財務状態スコア
B赤字先行

本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分

資産 (合計)
$4.6B前期比 +10.2%
1,214位 / 4,281社
  • 現金・現金同等物$298M
  • 他の流動資産$1.1B
  • 固定資産$3.3B
負債 (合計)
$1B前期比 +17.0%
1,836位 / 4,239社
  • 流動負債$702M
純資産
$3.6B前期比 +8.4%
648位 / 4,239社
自己資本比率の推移
2025
79%
2026
78%

この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。

収益性 (TTM)

売上高
$3.1B
920位 / 3,391社
売上成長率
14.3%
粗利率
54.2%
営業利益率
−6.1%
純利益率
−10.7%
ROE
−9.2%
ROIC
—
売上の5年推移

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
−$197M
3,983位 / 4,104社
フリーCF
−$420M
3,197位 / 3,300社
営業CFマージン
−6.4%
現金ランウェイ
1年未満
フリーCFの5年推移

配当

無配

配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — MiniMed Group の提出書類
sodate は米国株を推奨するためのサイトではありません。情報は参考値を含み、投資判断はご自身の責任で行ってください。