景気敏感な事業で、配当も出す会社
接着や研磨といった素材技術を土台に、無数の製品を生み出してきた研究開発力と、世界中に張り巡らせた販売網が強み。特定の分野に偏らない幅広さが、景気の波を和らげる安定感につながっている。
接着剤やテープ、研磨材、フィルム、安全用品など、無数の工業・生活製品の販売が収益の柱。独自の素材技術を土台に、製造業からオフィス、医療まで幅広い分野へ少しずつ売り、薄く広く稼ぐ構造になっている。
景気後退で幅広い産業が同時に冷えると、分散の効果も薄れて利益が鈍る。化学物質や製品をめぐる訴訟の和解金が重くのしかかったり、かつての強みだった新製品を生む力が衰えたりすると、リスクになる。
長年の連続増配で知られる株主還元を続けつつ、訴訟問題の処理と事業の整理を進める経営。成長の鈍った事業を切り離し、利益率の高い分野へ集中して、かつての勢いを取り戻そうとしている。
製造業や消費の幅広い景気に依存する。複数の分野に分散しているため一つの市場には左右されにくいが、全体の景気と、新製品をどれだけ生み出せるか、そして過去の訴訟問題の決着が、業績を左右する前提になる。
資産 $37.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.7B(12%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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