MOBX
Mobix Labs完成した機器を作るのではなく、その内部で使われる高周波部品と雑音対策部品に的を絞り、買収で品ぞろえを広げる戦略を取る。経営陣は大手半導体メーカーの出身者で固めている。
高周波の無線通信に使う部品と、電子機器が出す雑音を抑えて誤作動を防ぐ部品を、防衛や航空、医療機器の作り手に販売する。2023年にEMIを防ぐ部品の会社を、2024年には無線通信の設計会社をそれぞれ買収し、扱える部品の種類を広げてきた。
事業の立ち上げと買収を同時に進めている途上にあり、収入に対して費用がかさみやすい。電子部品は競合が多く価格の主導権を握りにくい上、買収した複数の事業をうまく1つに束ねられなければ、規模の割に利益が出にくい状態が続く。
2023年末にSPACとの合併で株式を公開し、その直後から買収による拡大を続けている。半導体大手で経験を積んだ経営陣が、開発と買収の両輪で事業を組み立てる方針を取る。
需要側を決めるのは防衛や航空機器の生産量。供給側では、買収してきた事業を1つの会社として回せるかどうかが問われる。開発中の製品を、これまでのように買収で補い続けられるかも先行きを左右する。
この会社をどう読むか
Mobix Labs が作るのは完成した機器ではなく、その内側に収まる高周波の部品と、電気的な雑音を抑える部品だ。2023年末に特別買収目的会社との合併で株式を公開してから日が浅く、単独で大きくなるより、買収で扱える部品の種類を広げる道を選んできた。
2023年には電気的な雑音を防ぐ部品の会社を、2024年には無線通信の設計会社をそれぞれ買収し、防衛や航空、医療機器の作り手に売る品ぞろえを一気に広げた。買収したばかりの事業をどう1つの会社としてまとめ上げるかが、この会社の今後を決める。
バランスシート (要約)
資産 $37M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$30M
- 流動負債$28M
- 長期借入金$1M
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $10M
- 売上成長率
- 53.9%
- 粗利率
- 50.5%
- 営業利益率
- −380.3%
- 純利益率
- −465.4%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- −102.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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