
配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
市販の電子技術を、防衛で求められる高い信頼性と安全性に作り込む専門性が強み。防衛装備の頭脳となる処理機器に深く組み込まれると、長期にわたり供給が続く。レーダーや電子戦など需要の伸びる分野に部品を供給でき、防衛電子機器という参入の難しい専門分野で地位を築いてきた立ち位置にいる。
レーダーや通信、電子戦、ミサイルといった防衛装備に組み込む、データを高速かつ安全に処理する電子機器やモジュールの製造が収益の柱。市販の電子部品を、防衛で使える信頼性と安全性に作り込んで供給する。防衛企業や政府を顧客に、装備の頭脳となる処理装置を提供する。国防予算に支えられた需要を取り込み、専門の電子機器で稼ぐ構造になっている。
国防予算の削減や、装備計画の遅れ・見直しで受注が滞ると、業績が落ち込む。複雑な機器の開発・製造はコスト超過や納期の遅れが起きやすく、採算を圧迫する。過去にこうした採算の悪化や品質の問題で苦しんだ経緯もある。部品の供給網の混乱や、特定の計画への依存も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、利益を防衛電子機器の技術開発と、採算の改善、納期の管理に振り向ける経営。過去の採算悪化の反省から、製造の効率と品質を立て直しながら、国防予算に支えられた需要を取り込み、装備に組み込まれる専門性を生かして稼ぐ力を取り戻そうとする方針が特徴になっている。
米国の国防予算と、防衛装備の計画、採用の動向に依存する。国防予算が伸び、レーダーや電子戦などの装備計画が進むか、自社の処理機器が装備に採用されるか、複雑な機器を採算よく作れるか、そして大型契約を獲得できるかが、業績を左右する大きな前提になる。国防予算と採用が収益の土台になる。
資産 $2.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(64%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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