MREO
Mereo BioPharma Group研究所で新薬を発見する能力ではなく、他社が投資をやめた候補を見極める目と、患者集団の特定や規制戦略の腕前で勝負している。前の持ち主が注ぎ込んだ開発費を、そのまま引き継げるのが強みになる。
製品の売上はまだない。骨がもろくなる遺伝性疾患を狙うセトルスマブをUltragenyxと組んで第3相まで進め、肺の機能が落ちる希少疾患にはアルベレスタットを当てている。
主力候補が有効性か安全性でつまずけば、価値の大半が消える。承認に届いても希少疾患の市場は小さい。自社で新薬を生む体制がない分、次の候補を外から仕入れ続けられるかも問われる。
増資と提携金で研究開発費を賄い、限られた候補に資源を寄せる。Ultragenyxとの関係が、主力候補の商業化の行方をほぼ決める。
この2つの候補の試験結果と規制当局の判断、そしてUltragenyxとの提携に企業価値のほとんどが集まっている。希少疾患ゆえに患者が少なく、試験の被験者を集められるかどうかも進み方を決める。
この会社をどう読むか
Mereo BioPharmaが抱える主力の候補薬は、どちらも自社で見つけたものではない。大手製薬が途中で優先順位を下げ、手放したものを買い取ったり導入したりして手に入れた。前の持ち主が前臨床から臨床まで注ぎ込んだ投資が、そのまま付いてくる。
その筆頭が、骨がもろく折れやすくなる遺伝性疾患を狙うセトルスマブで、Ultragenyxと組んで第3相の結果を公表した。もう一本のアルベレスタットは、肺の機能が落ちる希少疾患を狙う。どちらも承認前で、株価は試験の一報で大きく振れる。患者が少ない病気は市場も小さいが、承認までの道が短くなる制度がある。その隙間を突く戦い方をしている会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $46M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $41M(89%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$41M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$897K
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $500K
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −102.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$31M
- フリーCF
- −$31M
- 営業CFマージン
- −6194.2%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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