MSIF
MSC Income Fund2011年の設立から2025年1月の上場まで、非公開のファンドとして13年余り運営されてきた。上場直前の2024年12月には2株を1株にまとめる併合も済ませており、育ち方が他の貸付会社と違う。
収益はプライベートエクイティに買収された中堅企業への貸付利息で、上場を機にこの一本へ絞った。かつて手がけた別枠の投融資は新規実行をやめ、運用そのものもメイン・ストリート・キャピタルの助言子会社に委ねている。
景気が傾けば、プライベートエクイティ傘下の中堅企業から貸し倒れが増える。運用を外部へ委ねている構造そのものも、株主の取り分と助言会社の取り分の間に緊張を残す。
自社に運用の社員を置かず、メイン・ストリート・キャピタルの助言子会社へ運用を委ねる外部委託型。上場後は投資先をプライベートエクイティ案件の貸付へ絞り込み、幅の広かった従来の方針から的を狭めた。
助言会社のメイン・ストリートがどれだけ良質な貸付先を持ち込めるかと、借り手の中堅企業が利息を払い続けられるかに懸かる。上場時の増資で得た$90.5Mをどう貸付へ回すかも当面の成績を決める。
この会社をどう読むか
MSC Income Fundは2025年1月に上場したばかりだが、会社そのものは2011年からある。13年余りを非公開のファンドとして過ごし、上場直前に2株を1株へまとめる併合を済ませて、いまの姿になった。
運用を担うのは自社の社員ではなく、メイン・ストリート・キャピタルの助言子会社だ。上場を機にプライベートエクイティ傘下の中堅企業への貸付へ的を絞り、古い投融資は新規実行を止めて残高が細るのを待っている。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $739M(53%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$21M
- 長期借入金$603M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$70M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $68M
- 配当性向
- 76.2%
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