
MVIS
MicroVision自前開発一本ではなく、資金の尽きた同業から技術と製品を買い取って品揃えを広げる。IRISは2024年4月に量産が始まった実績のあるセンサーで、開発途上の製品とは重みが違う。
レーザーで周囲の距離と形を測るセンサーを、自動車・産業・防衛の顧客に向けて開発する。短距離のMOVIA、長距離のMAVIN、買収で加わったIRISとHALOという幅で品揃えを作っている。
2025年はIbeo由来の知覚ソフトに$10.1M、MOVIA Lの在庫に$9.9M、MAVIN向けの生産設備に$2.2Mの減損と評価減を計上した。買った資産の一部はすでに損失として表に出ている。
相次ぐ買収の統合と製品の絞り込みが当面の仕事で、採用が決まるまでの資金は増資に頼る構図にある。
自動車メーカーや一次サプライヤーに採用されるまで収入は立たず、その決定までの期間が長い。買い集めた技術を一本の製品戦略にまとめられるかも、次の採用の可否に効く。
この会社をどう読むか
MicroVisionは1993年創業、レーザー走査という一つの技術を30年以上磨いてきた会社だ。ただしここ数年の姿は、自前で作る会社から拾い集める会社へ移っている。
2023年にドイツのIbeoの資産を、2026年に入ってScantinelの技術とLuminarの世界ライダー事業を続けて取り込んだ。買った資産のすべてが収益になってはおらず、2025年はIbeo由来のソフトとMOVIA Lの在庫で減損を出した。
バランスシート (要約)
資産 $103M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $56M(54%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$32M
- 他の流動資産$49M
- 固定資産$22M
- 流動負債$30M
- 長期借入金$19M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1M
- 売上成長率
- −74.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −171.0%
- ROIC
- −87.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$59M
- フリーCF
- −$59M
- 営業CFマージン
- −4860.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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