MXC
Mexco Energy一つの大きな井戸に賭けず、数千坑へ小口の権益を散らすことで、個別の不調が全体に響きにくい形にしている。約1,100坑では作業権益として開発費も負担しており、使用料収入だけを集める会社とはそこが違う。
自社で井戸を運営せず、他社が掘る油田・ガス田に鉱区使用料や非操業の作業権益を持ち、産出量に応じた取り分を受け取る。2025年3月末で権益のある生産井は約7,500坑あり、うち約6,400坑は費用を負担しない使用料権益にとどまる。
井戸の産出は時間とともに落ちるため、新しい権益を買い続けなければ収入は先細る。掘るかどうかを決めるのは運営会社なので、相手の資金繰りや開発計画が止まればこちらは待つしかない。
権益の買い増しと既存井戸の見極めに人手を割く。2025会計年度は27坑の開発を通じて、未確定だった約84,000BOEの埋蔵量を生産中の区分へ振り替えた。
原油・天然ガス価格と、既存の井戸の産出が細っていくペースに収入が連動する。2025会計年度は新規取得と増掘で埋蔵量を積み増した一方、ニューメキシコ州リー郡では開発時期の後ろ倒しで一部の埋蔵量を評価から外した。
この会社をどう読むか
Mexco Energyは石油・ガス会社を名乗るが、自分で井戸を掘ることはほとんどない。テキサスを軸にオクラホマ、ノースダコタ、ワイオミング、ニューメキシコなど14州へ、他社が運営する井戸の小口権益を散らしている。約7,500坑の生産井に少しずつ乗り、その取り分を集める立場だ。
この散らし方は個々の井戸の不調を薄める仕掛けだが、成長を自分の意思では決められない制約でもある。井戸は放っておけば産出が減るため、権益を買い増し続けられるかどうかが、この会社の伸びしろを決める。
バランスシート (要約)
資産 $22M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $20M(92%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$17M
- 流動負債$453K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7M
- 売上成長率
- −8.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 19.4%
- 純利益率
- 19.9%
- ROE
- 6.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4M
- フリーCF
- $4M
- 営業CFマージン
- 57.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $205K
- 配当性向
- 15.7%
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