
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
細胞に物質を送り込むという一工程だけに的を絞り、200件を超える登録特許でその一点を守っている。公的な研究機関から大手製薬まで顧客の幅があり、一社の成否に全部を賭けずに済む。
電場で細胞膜を一時的に開き、遺伝物質などを細胞の中へ送り込むフローエレクトロポレーション技術を核に、装置群ExPERTと専用の消耗品を売る。加えて32社と結んだライセンス契約では、顧客の治療薬が承認された時点で追加の支払いを受け取る。
顧客である創薬会社の開発が滞ると、消耗品の売上と将来の承認時払いが同時に細る。承認時払いは実を結ぶまで何年もかかり、途中で開発が打ち切られれば何も残らない。
装置と消耗品で足元の収入を確保しながら、承認時払いを気長に積み上げる二段構え。2025年1月には遺伝子編集の外れた作用を評価するSeQure Dxを買い、工程の隣にも手を伸ばした。
細胞治療を手がける会社の数と、そのなかでExPERTが選ばれ続けること。さらに、ライセンス契約を結んだ顧客の開発が承認まで到達するかどうかで、将来の受け取りが決まる。
資産 $203M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $171M(85%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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