MYE
Myers Industries2024年2月に買った複合資材のSignature Systems(買収時の年商約$110M)のように、成形の技術で作れる品目を買収で足していく。工事現場の敷板やスタジアムの芝生保護まで届く幅がここから出ている。
樹脂を成形するMaterial Handling部門が2025年に$622.1Mと全体の75%を稼ぐ。射出、回転、圧縮、吹込という四つの成形方式を製品ごとに使い分ける。残る$203.9Mはタイヤ整備用品の卸売から入る。
幅広い産業に実用品を納める構造は不況に強い代わりに、一つの製品で値段を決める力を持ちにくい。樹脂やゴムの原料費が上がると、利幅の薄い品目から先に圧迫される。
ニッチな実用品を供給する土台は変えず、伸びる側へ資源を寄せる。創業事業であるMyers Tire Supplyの米国・中米事業は、売却を含む戦略見直しの対象に入っている。
米国とカナダに14の製造拠点と4つの物流拠点、中米に3つの営業拠点を置き、約2,200人が働く。物流、農業、食品、自動車整備と納め先が広く、どれか一つの業界に寄りかかってはいない。
この会社をどう読むか
Myers Industries の出発点は、1933年にアクロンで開いたタイヤ用品の小さな店だった。その商売はいまもDistribution部門として残っているが、売上は$203.9Mと全体の四分の一にすぎない。
追い越したのは後から育った樹脂成形のMaterial Handling部門で、2025年は$622.1Mを稼いだ。会社は創業事業であるMyers Tire Supplyの米国・中米事業について売却を含む見直しに入っており、90年以上続いた看板を降ろす方向へ舵が切られている。
バランスシート (要約)
資産 $851M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $294M(35%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$45M
- 他の流動資産$236M
- 固定資産$570M
- 流動負債$169M
- 長期借入金$311M
- 短期借入金$35M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $826M
- 売上成長率
- −1.3%
- 粗利率
- 33.4%
- 営業利益率
- 9.0%
- 純利益率
- 4.2%
- ROE
- 11.9%
- ROIC
- 9.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $87M
- フリーCF
- $67M
- 営業CFマージン
- 10.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $20M
- 配当性向
- 58.7%
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