
財務データが揃わず、性格の分類はしていない
薬で細胞を叩くのではなく、既にある放射線治療の効きを物理的に増幅させるという発想そのものが珍しい。同じ粒子を頭頸部、肺、膵臓など複数のがん種に横展開できる設計になっている。
腫瘍に直接注入した微小な粒子が、当てた放射線の効き目を腫瘍の内側だけで底上げする。2023年7月にJ&J系のヤンセンと結んだ世界規模の導出契約で主力候補NBTXR3の開発と販売を委ね、契約金と開発の節目ごとの支払いを受け取る段階にある。
収入は自社製品の売上ではなく提携先からの支払いなので、ヤンセンが手を引けば残るものが乏しい。放射線と併用する治療は放射線だけの場合との差を試験で示すのが難しく、後期の試験ほど失敗の代償が重い。
自社で売る体制を築くより、提携先の開発力と資金を使う道を選び続けてきた。株主への還元はなく、手元の資金は臨床試験と製造ラインの整備に向かう。
頭頸部がんの第3相試験NANORAY-312が結果を出せるか、そしてヤンセンが開発を続ける判断をするか。この二つはどちらも自社の手の外にあり、そこで会社の値打ちのほとんどが決まる。
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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