
NCMI
National CineMedia全国チェーンの広告枠をまとめて売る規模が強みだった。リーガル離脱後はSpotlightの買収でアート系・高級館の枠も取り込み、網の質で埋め合わせる方向に動いている。
収益は加盟する映画館チェーンとの契約に基づく広告枠の販売から来る。長年AMC・シネマーク・リーガルの大手3社を土台にしてきたが、2023年にリーガルが契約を打ち切った。穴を埋める形で2025年11月、アート系・高級館向けの広告網Spotlight Cinema Networksを買収している。
動画配信への移行で映画館の集客そのものが細れば、広告枠の価値も一緒に目減りする。2023年のリーガル離脱のように、加盟チェーンとの契約が切れれば広告網の規模が一気に縮む。
加盟映画館との契約の立て直しと、買収による広告網の補強を同時に進める。配当は出しておらず、過去の経営危機からの再建途上にある。
映画館の入場者数と公開作品の当たり外れがそのまま広告枠の値段に響き、残る大手2社との契約が続くかどうかが広告網の規模を決める。
この会社をどう読むか
National CineMedia は「映画館の広告代理店」という一言では、この数年の変化が見えてこない。創業時からの加盟チェーンだったリーガルが2023年に広告契約を打ち切り、映画館の網そのものが一角欠けた状態が続く。
その穴を埋める動きとして、2025年11月にアート系や高級館・ダイニングシアターに強い広告網Spotlight Cinema Networksを買収した。残るAMC・シネマークとの契約を保ちながら、失った規模を別の種類の映画館で埋め直そうとしている。
バランスシート (要約)
資産 $491M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $375M(77%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$35M
- 他の流動資産$104M
- 固定資産$353M
- 流動負債$62M
- 長期借入金$12M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $243M
- 売上成長率
- 1.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −5.7%
- 純利益率
- −4.4%
- ROE
- −2.8%
- ROIC
- −2.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $8M
- フリーCF
- $3M
- 営業CFマージン
- 3.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $11M
- 配当性向
- —
NCMI の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…