NCPL
Netcapital大口を扱う投資銀行と違い、創業間もない企業が不特定多数の個人から少額ずつ集める仕組みに特化している。申込の受付から届出書類の提出、適法性の確認までを自動で流す窓口を自前で持つ点が同業との差になる。
募集を出す企業から取る1件$5,000の掲載料と、集まった金額の4.9%にあたる仲介料が柱になる。2025年4月期からは調達企業の株式で受け取る1%の成功報酬が加わり、子会社の証券会社は大口のReg A募集も扱う。
相場が冷えると企業の調達意欲も個人の応募も鈍り、掲載件数が先に落ちる。以前は助言先から株式で受け取る報酬が売上の大半だったが、人員を絞って助言業務自体を控えたため、その柱は消えた。
限られた人員で助言業務の件数を追うのをやめ、募集の仲介という本業だけで収益を組み直す方針を取っている。
資金を募りたい企業をどれだけ集められるかと、その募集に個人投資家がどれだけ応じるかの二つで売上は決まる。掲載件数は2024年4月期の82件から、2025年4月期は38件へ減った。
この会社をどう読むか
Netcapitalの2025年4月期の売上は$0.87Mで、前年度の$4.95Mから8割以上落ちた。ただしその大半は、助言先から株式で受け取っていた成功報酬を、人員を絞って自ら手放した結果だ。
いま残るのは、企業の募集を仲介して掲載料と手数料を取るという単純な部分だけになった。掲載件数は年82件から38件へ落ちており、個人投資家が動くかどうかが、そのまま次の決算の中身になる。
バランスシート (要約)
資産 $21M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15M(71%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$289K
- 他の流動資産$110K
- 固定資産$21M
- 流動負債$5M
- 長期借入金$500K
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $869K
- 売上成長率
- −82.4%
- 粗利率
- 95.4%
- 営業利益率
- −957.1%
- 純利益率
- —
- ROE
- −189.9%
- ROIC
- −38.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −614.1%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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