NCT
Intercont海運会社が船の上で紙パルプを加工するという構想は、業界でもほとんど前例がない。既存の用船事業とは技術も客も重ならず、成否は別勘定で見るしかない。
収入は全額が海運から。船を期間貸しする用船契約と、他社の船の運航を請け負う船舶管理の二本立てで、2025年6月期の売上は$25.1M、前期は$25.5Mだった。純利益もどちらの期も$3.1Mで揃う。
船の隻数が少なく、1隻がドック入りするだけで数字への影響が大きい。用船料は世界の景気と船腹の需給で振れ、燃料費と整備費も重い。上場から日が浅く、新規のパルプ加工に至っては稼働実績そのものがない。
稼いでいる海運を淡々と回す一方、経営の関心は明らかに、まだ動いていない海上パルプ加工の立ち上げへ向いている。
手持ちの船が何隻あって何日動くか、そして用船料の相場水準。この二つで売上のほぼ全部が説明できる。
この会社をどう読むか
Intercont(Cayman)の売上は2025年6月期が$25.1M、前期が$25.5M。純利益はどちらも$3.1Mで、二期並べても数字がほとんど動かない。船を期間貸しする用船契約と、他社の船の運航を請け負う船舶管理という、値動きの小さい商売だけで成り立っているからだ。
ところがこの会社は2023年7月にできたばかりで、Nasdaqに上場したのも2025年3月と日が浅い。しかもシンガポール子会社を通じて、船の上で紙パルプを加工するという前例の少ない事業を2026年度中に始める計画を掲げている。動かない数字と、まだ動いていない新事業。この落差が銘柄の性格をつくっている。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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