NEON
Neonode自社で機器を作って売るのではなく、技術だけを磨いて他社に使わせる形に絞り込んだ。ライバルの多くが自らセンサー部品を製造・販売する中、Neonodeは製造も部品供給も手放し、特許と技術だけで稼ぐ姿に軽量化した。
カメラの映像から人やモノの動きを機械学習で追うMultiSensing技術を、自動車メーカーやその部品会社に使用許諾する。光で指の動きを読む旧来のzForce技術も、既存客向けには残っている。2010年以降、これらを組み込んだ製品は9500万台超が出荷された。2025年12月時点で36件のライセンス契約を抱え、9社が実際に量産出荷している。
自ら製品を作らずライセンス収入に頼る分、機器メーカーの採用が決まるまでの開発期間が長く、いつ収入になるか読みにくい。2024年にはタッチセンサーモジュールの自社製造をやめ、2025年9月にはzForce技術も新規販売をやめて保守だけの扱いに切り替えた。手放した分の売上を新技術MultiSensingの採用拡大で埋め切れるかが問われている。
2023年末にライセンス業への一本化を打ち出してから、製造や部品供給といった重い事業を次々と手放してきた。株主還元より身軽さを優先する構えで、残した人員はMultiSensing技術の顧客開拓に寄せている。
既存のライセンス契約先が新型モデルへの搭載を続けるか、そして新しい採用先をどれだけ増やせるかで収入が決まる。自動車と印刷機の2業種に顧客が偏っているため、これらの業界の新製品サイクルの巡り具合が業績の波を作る。
この会社をどう読むか
Neonodeは、かつて自らタッチセンサーの部品を作って売っていたが、いまはその製造をすべて手放した。2024年にタッチセンサーモジュールの自社生産をやめ、2025年9月には長年の主力だったzForce技術の新規販売も止め、保守専業に切り替えた。
残した経営資源は、カメラ映像から人や物の動きを機械学習で追うMultiSensing技術に集中している。9500万台という実績のある古い技術を手放してでも新しい技術に賭ける決断をした会社であり、その賭けが実るかはこれからの契約数の伸びで測れる。
バランスシート (要約)
資産 $27M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25M(92%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$25M
- 他の流動資産$927K
- 固定資産$600K
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- −33.7%
- 粗利率
- 98.7%
- 営業利益率
- 357.5%
- 純利益率
- 411.9%
- ROE
- 34.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- −497.3%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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