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NextNav衛星ではなく地上の送信網で位置と高さを測る発想自体は珍しくない。その電波帯を測位と5Gの広帯域通信の両方へ開くようFCCに規則変更を求める点が、同種の技術を持つ会社との違いになる。
今の主な資産は事業からの収入そのものより、低帯域900MHz帯で米国人口の9割超をカバーするFCCの電波免許だ。この帯域を使うPinnacleやTerraPoiNTは、衛星の信号が届きにくい屋内や高層ビルの谷間でも位置と高さを測れる。通信会社や機器メーカーに提供し、その利用料を収入に変えようとしている。
FCCへの規則制定の請願が通らなければ、保有する電波帯の価値は当面の収入に結びつかない。衛星のGPS信号はすでに無料に近い形で広く使われており、地上網への切り替えを通信会社や機器メーカーに促すには時間がかかる。網の維持と拡張には資金が要り、増資による株式の希薄化が続く。
事業をすぐに大きく売ることよりも、FCCへの規則制定の働きかけと通信会社との提携づくりに経営資源を集中している。電波免許という資産価値を、規制の追い風が吹いた時に生かす構えだ。
収益化の道筋は二つの外部判断に握られている。通信会社や機器メーカーがこの位置情報網を採用するか、そしてFCCが電波帯を測位と5Gの広帯域通信の両方に開く規則へ改めるかだ。
この会社をどう読むか
NextNavの価値の大半は、まだ売り上げの形をとっていない。同社が持つ低帯域900MHz帯の電波免許は米国人口の9割超をカバーし、GPSが届きにくい屋内や都市の谷間でも位置と高さを測れる地上網の土台になっている。
ただし、この電波帯の本当の価値は、FCCが規則を変えて5Gの広帯域通信にも使えるようにするかどうかで決まる。同社は測位と5G通信を一つの帯域でまかなう構成をFCCに提案しており、その審査の行方が、免許という資産を収入に変えられるかどうかの分かれ目になっている。
バランスシート (要約)
資産 $247M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$45M
- 他の流動資産$113M
- 固定資産$90M
- 流動負債$12M
- 長期借入金$274M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5M
- 売上成長率
- −19.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$51M
- フリーCF
- −$51M
- 営業CFマージン
- −1109.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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