NNOX
Nano-X Imaging大がかりで高価な従来のX線装置に対し、医療の行き届かない地域にも置ける安価で小型な装置を目指す点にある。放射線科医のネットワークを買収で自社に取り込んでいる点も、機器だけを売る競合との違いになる。
X線を出す部分を、従来のアナログな陰極ではなく独自の半導体の陰極に置き換えた撮影装置を開発する。装置を売り切るのではなく、設置したうえで検査そのものを役務として提供し、使われた分を収入にする形を掲げる。画像を人工知能で読む仕組みや、放射線科医への画像の取り次ぎ事業も抱える。
独自の半導体技術は量産と各国承認の両方で時間がかかりやすく、収益化までの距離が遠い。医療機器の画像診断市場は大手が固めており、検査の量に連動する収入は装置が実際に動いて初めて意味を持つ。資金は増資で賄ってきており、株式の希薄化が続く。
開発と規制承認の取得、そして装置設置の拡大に資金を投じる段階。まだ収益は乏しく、技術への期待が株価を動かしやすい。
各国の規制当局からの承認と、実際に設置される装置の台数、そして稼働後にどれだけ検査が回るかの3つが積み上がって初めて収益になる。承認だけ取れても、設置が進まなければ収入は立たない。
この会社をどう読むか
レントゲン装置の中核は、いまも真空管のままだ。イスラエルのNano-X Imagingが賭けているのは、そこを半導体に置き換えるという、根っこからの作り直しにある。
真空管を使う装置は大きく重く、値も張る。半導体の線源に替えれば、装置を小型で安価にでき、医療機関の乏しい地域にも置けるようになる、というのがこの会社の理屈だ。ただし理屈と実際に稼ぐことの間には距離がある。各国の承認を得て、装置を実際に設置し、そこで検査が回って初めて収入になる仕組みのため、いまはまだ開発と承認取得が先行し、赤字が先に立つ段階にある。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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