NODK
NI Holdings出発点が保険会社ではなく、1946年に農家の相互扶助のために作られた組織である点が他社と違う。NDFBから「Farm Bureau」の名称使用許諾を受けて商品を売っており、看板そのものが借り物という珍しい構えをとる。
ノースダコタ、ネブラスカ、サウスダコタ、アリゾナ、ミネソタで、自動車、住宅、農家向けの保険を売って保険料を集める。ひょう被害や連邦の農作物保険も扱い、集めた保険料を債券で運用した利息が収益にもう一段乗る。
大規模な自然災害が中西部を襲うと、その年だけ支払いが保険料収入を追い越して赤字に転げ落ちる。中核のNodak Insuranceは農業者団体NDFBの会員でなければ契約できない決まりが残っており、地盤の外へ伸ばす道は最初から細い。
傘下各社が2020年から保険料と損失を一つのプールに入れ合い、グループ全体の資本で各社を支える形をとる。稼いだ利益は株主への還元より内部に積む姿勢が続く。
天候と事故の発生率が、そのまま損益に出る商売である。ひょうや暴風で農作物と住宅の被害が増えれば支払いが膨らみ、逆に穏やかな年は利益が積み上がる。
この会社をどう読むか
保険会社を名乗りながら、契約できる人があらかじめ限られている会社がある。中核のNodak Insuranceは1946年、ノースダコタの農業者団体NDFBの会員に保険を売るために作られ、その会員資格は今も契約の条件として残る。
相互会社だった母体が2017年に株式会社へ転換し、株式が公開されたのが現在の姿だが、性格は当時のまま変わっていない。傘下各社が保険料と損失をプールで持ち合い、中西部の天候リスクを全体で受け止める形は、外から資本を集めて広げる普通の保険会社と発想の順序が逆だ。
バランスシート (要約)
資産 $506M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $240M(47%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$52M
- 長期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $285M
- 売上成長率
- −12.3%
- 粗利率
- 24.5%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −3.7%
- ROE
- −4.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$15M
- フリーCF
- −$15M
- 営業CFマージン
- −5.4%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
- 配当総額(年間)
- $7M
- 配当性向
- —
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