NPCE
NeuroPaceあらかじめ決めたリズムで刺激を流し続ける従来型の神経刺激装置と違い、発作の兆しを検知したときだけ反応する。脳波を継続的に記録できる市販の装置は他になく、蓄積したデータそのものが資産になる。
脳の電気活動を常時記録し、患者ごとの異常パターンを捉えた瞬間だけ微弱な電気を返すRNSシステムの販売と保守で稼ぐ。電池寿命は最新機種で約11年に伸びており、交換のたびに買い替えの需要が生まれる。
収入がこの一つの機器分野に集中しており、脳への埋め込み手術という決断の重さから普及の速度は緩やかになりやすい。2023年のPMA-S承認でLevel 4専門施設の外にいる約1,800人の専門医まで処方対象を広げたが、営業体制を広げる費用が先に出る構図は続く。
経営資源は、装置を売ることより装置を勧められる医師を増やすことに向いている。Level 4施設の外へ処方の裾野を広げ、小児と全般てんかんへの適応拡大を治験で進める段階にあり、株主還元には回していない。
処方する医師の広がりと、保険適用の範囲に左右される。2025年末までに累計8,000人超が装着したが、米国内で薬剤抵抗性の焦点てんかんを持つ成人は約57.5万人おり、届いているのはまだ一部だ。
この会社をどう読むか
薬が効かないてんかんの患者の脳に、NeuroPace のRNSシステムは年単位で埋まったままになる。だが電気を流している時間は、1日平均でおよそ3分にすぎない。決まったリズムで刺激を送り続けるのではなく、脳波を常時監視、発作の兆しを捉えた瞬間だけ反応するからだ。
2025年末までに8,000人超がこの装置を受けたが、対象になりうる米国内の患者は約57.5万人いる。2023年の承認拡大で処方できる医師の裾野が広がり、12〜17歳や全般てんかんへの適応拡大も治験段階にある。いまは装置を売る前に、市場そのものを広げている会社だ。
バランスシート (要約)
資産 $106M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $19M(18%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$22M
- 他の流動資産$72M
- 固定資産$11M
- 流動負債$18M
- 長期借入金$59M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $100M
- 売上成長率
- 25.1%
- 粗利率
- 77.2%
- 営業利益率
- −16.3%
- 純利益率
- −21.5%
- ROE
- −112.8%
- ROIC
- −16.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$11M
- フリーCF
- −$11M
- 営業CFマージン
- −11.0%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
NPCE の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…