NUWE
Nuwellis薬で腎臓に水を出させるのではなく、血液を物理的に濾して水を抜く点で作用の仕組みそのものが違う。利尿薬が効かなくなった患者にも使える、という一点に製品の存在意義を絞っている。
Aquadexという据え置きの装置で患者の血液を体外に取り出し、フィルターで余分な水分だけを濾し取って体に戻す。装置本体はほぼ売り切りで、繰り返し発生するのは1回ごとに使い捨てる血液回路とカテーテルの発注のほうだ。
心不全の入院治療はまず利尿薬から始まり、この装置に順番が回るのはそれが効かなくなった後にとどまる。導入するかどうかは病院ごとの判断なので広がりが遅く、赤字を埋める増資が続けば株式の希薄化が重なる。
新しい病院に本体を置いてもらう営業より、すでに導入した病院で使い捨て部材の発注を絶やさないことに人と金を割く。臨床データを積み増して医師の処方の順番に食い込む、時間のかかるやり方を選んでいる。
病院が装置を導入し、使い捨て部材を繰り返し発注し続けるかにかかっている。利尿薬が効きにくい重い心不全の患者を担当医がどれだけこの治療に回すか、保険の償還がどこまで治療費をまかなうかも収入を左右する。
この会社をどう読むか
心不全で体に水が溜まった患者には、まず尿を出させる薬が使われる。だが薬が効かない患者が一定の割合で存在し、Nuwellisの装置はそこから先を引き受ける。
Aquadexは血液を体外に取り出し、フィルターで余分な水分だけを濾し取って戻す。据え置きの本体はほぼ売り切りで、繰り返し発生するのは治療のたびに捨てる血液回路とカテーテルの発注のほうだ。2025年の売上の約4割は体重20キロ以上の小児患者の治療から来ており、大人の心不全だけの装置ではない点も、この会社の輪郭を決めている。
バランスシート (要約)
資産 $6M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$4M
- 固定資産$932K
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8M
- 売上成長率
- −5.4%
- 粗利率
- 62.0%
- 営業利益率
- −134.3%
- 純利益率
- −211.9%
- ROE
- −667.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$11M
- フリーCF
- −$11M
- 営業CFマージン
- −130.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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