配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
既存のSRC阻害薬の多くが酵素の触媒活性だけを止めるのに対し、NXP900はSRCを不活性の形のまま固定し、足場としての働きまで封じにいく。同時に狙うYES1には、FDAが承認した選択的な阻害薬がまだ一つもない。
承認薬も製品売上もまだない。看板の候補NXP900は2021年8月にエディンバラ大学から全世界の独占実施権を得たもので、承認前の節目分だけで最大 $49.5Mの支払い義務を大学に負う。承認まで進めば販売とロイヤリティで回収する計画だ。
パイプラインはNXP900にほぼ一本化されており、Phase 1bで併用の効果が示せなければ代わりがない。研究開発費は増資で賄う構図のため、試験が長引くほど希薄化が積み重なる。
経営資源は臨床の一点に集まっている。Phase 1bを通すことと、大学へのマイルストーン支払いを賄うことが同じ資金繰りの上に乗っており、還元に回す現金は無い。
NXP900の臨床データと、次の資金調達のタイミングに左右される。2025年7月にPhase 1aを終え、いまはEGFR阻害薬・ALK阻害薬との併用を試すPhase 1bが走っている。
資産 $32M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $18M(58%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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