NXTS
Nexentis Technologies手探りで化合物を試す旧来の創薬と違い、たんぱく質の構造をコンピューターで解析してから狙いを定める。同じ手法を53種のたんぱく質族すべてに転用できる余地を持つ点を、単発の新薬候補との違いとして掲げる。
主力はイスラエルの子会社MitoCareXが持つ、細胞内のミトコンドリアの膜にあるSLC25Aというたんぱく質群を狙った計算創薬の技術。53種あるこのたんぱく質族のうち特定の1つに絞り、肺がんや膵臓がんに効く薬の候補を探す。承認薬はまだなく、現時点での収入はほぼない。
Pimi Agro Cleantech、Save Foods、N2OFFと名を変え、2026年にNexentisになった。中身も食品衛生から創薬へ入れ替わった直後で、買ったばかりの技術が実際に薬を生むかはまだ誰にもわからない。
研究所を自前で大きくするより、技術を持つ会社を買って看板ごと入れ替える手を繰り返してきた。2026年3月には出発点だった食品殺菌の子会社を手放し、創薬を会社の正面に据え直している。
計算で選び出した化合物が、細胞や動物で本当に効くと示せるかにかかっている。承認薬がない以上は開発費が外からの調達頼みで、共同出資する太陽光発電の会社がイタリアやポーランドで案件を売って得る収入も当座の支えになる。
この会社をどう読むか
この会社は17年のあいだに三度、名前を変えてきた。Pimi Agro Cleantechに始まり、Save Foods、N2OFFを経て、2026年2月にNexentis Technologiesになった。
中身も同じだけ入れ替わり、いまの中心はイスラエルの子会社MitoCareXが手がけるがん治療薬の探索だ。細胞の中でエネルギーを作るミトコンドリアの膜にある53種のたんぱく質のうち1つに的を絞り、肺がんと膵臓がんに効く化合物を計算で探している。残りの52種にも同じ手順を当てられるというのが売り文句だが、承認された薬はまだ一つもない。
バランスシート (要約)
資産 $20M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $16M(78%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$14M
- 流動負債$1M
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −25.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$4M
- フリーCF
- −$4M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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