ODYS
Odysight.ai医療機器で磨いた超小型センサーを、ヘリコプターの墜落事故という具体的な失敗を起点に防衛・航空の点検へ移し替えた経歴を持つ。同じ映像監視でも生まれの分野が違う。
もとは医療機器向けに培った超小型の映像センサーを、機械の内部を絶えず見張る用途へ広げてきた。いまはイスラエル空軍や国防省、NASA、イスラエル鉄道などへ機器一式を売り、その後の解析や保守でも収入を得る。
採用が決まるまでの開発費が先に出ていくため、収入が乏しいまま手元資金が細る恐れがある。防衛や航空の調達は手続きが長く、想定より遅れれば増資を重ねることになる。
イスラエル空軍やNASAといった大口の実績づくりを先に置き、技術の転用先を医療から防衛・産業へ広げる開発投資を続ける。手元資金は採用の拡大に振り向けている。
航空や防衛の顧客が長い検証と承認を経て採用に踏み切るかどうかで、売上の立ち上がりの速さが変わる。買い手は政府系と防衛系に偏っており、数そのものが少ない。
この会社をどう読むか
Odysight.ai は、医療機器向けの超小型映像センサーを作っていた会社だ。転機は2016年、AH-64アパッチ・ヘリコプターでめったに点検されない安全ナットが外れ、飛行中に回転翼が脱落する重大事故が起きたことだった。
同社はこの見落としを防ぐため、映像センサーと学習させたAIで部品の状態を常時測る仕組みを作った。いまは同型機やSH-60シーホークに載るほか、欧州のエレベーター監視会社まで顧客が広がっている。
バランスシート (要約)
資産 $29M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25M(88%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$26M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$1M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3M
- 売上成長率
- −23.9%
- 粗利率
- 28.9%
- 営業利益率
- −601.5%
- 純利益率
- −565.0%
- ROE
- −67.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$14M
- フリーCF
- −$14M
- 営業CFマージン
- −454.5%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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