
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
変異型のPI3Kアルファだけを狙い正常型への影響を抑えることで、広く効かせる既存の阻害薬が抱えてきた副作用の壁を避けようとしている。単剤に加え、ホルモン療法や抗HER2薬と組み合わせる試験も広げている。
承認薬も売上もまだない。主力候補OKI-219は乳がんの一部に多いPI3Kアルファ遺伝子のH1047R変異を選んで阻害する。臨床試験PIKture-01で有効性と安全性を積み上げ、資金は増資と提携でつないでいる。
PI3K阻害薬はこれまで高血糖や胃腸障害、発疹といった副作用で用量を上げきれない歴史があり、OKURのデータも初期の少人数に基づく。試験が進んで副作用や効果不足が見つかれば、選択的という売り自体が崩れる。
臨床試験の遂行と資金繰りに人と金を集中させ、乳がんの複数のサブタイプへ段階的に適応を広げる設計を選んでいる。株主に現金を返す段階にはまだ入っていない。
OKI-219が試験で狙い通りの効き目と安全性を示せるかどうかが、この会社のほぼすべてだ。開発を支える資金を市場から調達し続けられるかも、同じ重さでのしかかる。
資産 $62M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $56M(90%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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