OLB
OLB Group決済処理会社の多くが決済だけに専念するなか、加盟店向けの決済と暗号資産の採掘という値動きの荒い事業を一つの会社の中で併走させている。手数料と、掘り出したビットコインという性質の異なる収入源を併せ持つ。
子会社のeVanceとOmniSoftが、中小の店にカード決済の仕組みと、在庫や売上を管理するクラウドの台帳を貸し出し、取扱高に応じた手数料を得る。もう一方の子会社DMINTは、テネシー州セルマーのデータセンターで専用機を回してビットコインを掘る。
決済は大手がひしめく市場で手数料の引き下げ圧力にさらされ、採掘はビットコイン価格が下がれば動かすほど赤字が膨らむ側に転じる。性格の異なる2つを抱える分、どちらか一方の不調をもう一方で補いにくい。
一つに絞り込むより、決済・在庫管理・採掘と性格の異なる子会社を並行して回す多角化路線を取る。採掘拠点をペンシルベニア州から電気代の安いテネシー州へ移すなど、コスト条件を見ながら機動的に動かす姿勢がうかがえる。
加盟店の決済取扱高が伸びるかと、ビットコインの相場水準の両方に依存する。決済は景気動向に、採掘は電気代とビットコイン価格に収益が振られ、性格の異なる2つを同時に支える必要がある。
この会社をどう読むか
テネシー州セルマーのデータセンターには採掘機が1,000台並んでいるが、2025年末の時点で電源が入っていたのは400台だけだった。残りを止めているのは、ビットコインの相場と電気代の綱引きである。
OLB Groupの本来の商売はこの倉庫ではなく、子会社を通じて中小の店に貸すカード決済と在庫管理の仕組みのほうにある。決済は取扱高に応じた手数料が細く長く入る商売で、採掘は相場が下がれば動かすほど損が出る商売だ。性格の違う二つを一つの会社に抱えながら、どちらもまだ、片方の不調を埋められる大きさには育っていない。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5M(37%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$16K
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$11M
- 流動負債$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $9M
- 売上成長率
- −32.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −59.5%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$1M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −15.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
OLB の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…