
ONDS
Ondas Holdings空の無人機と地上の専用無線という、ふつうは別々の会社が手がける二つを同じ会社に抱え、組み合わせて提案できる。米連邦航空局の型式証明という規制面の実績も、この規模の同業では珍しい。
国境警備や重要施設の警戒向けに、敵性ドローンを検知・無力化する迎撃システムや、施設を自動で巡回・監視する無人機を防衛機関やインフラ事業者に売る。もう一方では、鉄道や電力網の現場機器をつなぐ専用の無線通信網を構築し、機器の販売と運用の対価で稼ぐ。三つ目の部門は稼ぎ手ではなく、この二つを伸ばすための投資と提携を担う。
防衛や重要インフラの調達は予算の承認から契約まで時間がかかり、事業を立ち上げて間もない段階では収入が費用に追いつきにくい。無人機を飛ばすには国や地域ごとの許可が要り、事業を広げるほど手間が増える。
手元資金を無人機と無線網の事業拡大に投じる、成長優先の経営が続く。防衛・重要インフラという息の長い顧客層への食い込みを、時間をかけて進める組み立てだ。
防衛や重要インフラの調達予算が付くかどうかが入口で、契約に至るまでの速さが手元資金の持ちを決める。規制当局が自動運航をどこまで認めるかも、事業の広がり方を規定する。
この会社をどう読むか
売っているものが、空と地上に分かれている。片方は敵性ドローンを検知して落とす仕組みと施設を自動で巡回する無人機、もう片方は鉄道や電力網の現場機器をつなぐ専用の無線網だ。
畑違いに見える二つを一つ屋根の下で育てているのがこの会社の姿で、そこに投資と提携を担う部門が加わる。子会社が2023年9月に米連邦航空局から無人機の型式証明を得ているのは、規制の厚い分野で自動運航を法的に認められた実績として重い。ただし防衛やインフラ向けの商売は決まるまでが長く、事業拡大の速度と手元資金の残りとの綱引きが続く。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $438M(39%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約14年分
- 現金・現金同等物$551M
- 他の流動資産$135M
- 固定資産$447M
- 流動負債$142M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $51M
- 売上成長率
- 605.3%
- 粗利率
- 39.7%
- 営業利益率
- −115.1%
- 純利益率
- −260.7%
- ROE
- −30.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$39M
- フリーCF
- −$41M
- 営業CFマージン
- −76.4%
- 現金ランウェイ
- 約14年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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