まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
樹脂のレンズはガラスより軽く小さく安く作れるため、兵士のヘルメット装備や衛星通信の機器のように、軽さがそのまま価値になる用途に食い込んできた。設計から成形、コーティング、精密切削までを自社工場だけで完結させる垂直統合の体制も特徴。
完成品ではなく、防衛や医療機器、通信機器を作る会社からの受託で、レンズなどの光学部品を設計から成形、組み立てまで一貫して作り納める。地元ロチェスターの精密加工会社3社が2000年に統一ブランドを掲げ、2022年末に正式に1つの法人へ合併した。
受託ゆえ、少数の機器メーカーが注文を減らしたり内製に切り替えたりすれば、売上が一気に細る。レンズの主流を樹脂で握ってきた強みも、用途によってはガラスや金属のほうが向く場面があり、素材の選定を誤れば競争力を失う。
景気に左右されにくいと自ら位置づける防衛・医療・通信に的を絞り、稼いだ現金を垂直統合の設備へ回す。従業員の5人に1人が勤続10年超という現場の蓄積を、競争力の源だと説明する。利益は配当に回さず、社内に留めている。
防衛や医療機器、通信機器の作り手からどれだけ受託の注文を取れるかに依存する。会社側は、これらの用途は景気に左右されにくいとみており、過去10年は不況の局面でも現金収支をプラスに保ってきたとしている。
資産 $24M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(39%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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