
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
抗体の構造を工夫して体内に長くとどまらせる技術で、注射の回数を年1〜2回まで減らすことに賭けている。数週おきの注射が要る既存薬と比べると、患者が背負う手間の重さが桁で変わる。
今はまだ薬を売って稼ぐ段階になく、乾癬などの炎症を起こす体内の物質を狙う抗体薬の候補を、複数の臨床試験で育てている。主力候補は2025年に前期試験の中間結果を公表したが、収入が立つのは承認を得たあと、まだ何年も先になる。
主力候補の試験で狙った効果が出なければ、企業価値の大半を占める期待が一気にしぼむ。乾癬の市場にはすでに有効な薬が複数あり、投与回数を減らせても効き目で見劣りすれば選ばれない。収益がまだ無いため、資金を増資に頼るたびに株式が薄まる。
もとは別の会社の株式を使った合併で2024年に上場した経緯を持ち、資金の大半を試験の遂行に振り向ける開発一本槍の経営だ。
すべては臨床試験の結果次第で、効果と安全性に加えて投与回数を本当に減らせることを人で示せるかが関門になる。試験を走らせ続ける資金を増資で確保できるかも、同時に問われている。
資産 $489M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $472M(97%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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