まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
失敗を機に開発を止める例が多いなかで、データを掘り下げて効きそうな患者層を見つけ、同じ標的で試験を仕切り直す道を選んだ。並行して手持ちの候補と他の選択肢も見直している。
薬を売る段階になく、注射でしか使えなかったインスリンを胃で壊れないよう守り、腸から吸わせる技術の開発を続けている。2023年1月に発表した第3相試験の結果は、主要・副次のどちらの評価項目にも届かなかった。
絞り込んだ新しい試験でも同じ結果になれば、価値の大半が失われる。収益がなく研究費を増資で賄うため、試験が長引くほど既存株主の持ち分が薄まる。
経営の関心は新しい第3相試験の設計とFDAとの折衝に向いており、還元より現金の持ちこたえが先に来る。同時に戦略的な選択肢の評価も進めている。
その後のデータの掘り下げで、特定の条件が重なる患者層には効果が見られたとして、新しい第3相試験の計画をFDAに出し直した。この試験を始められるか、狙った層に効果と安全性を示せるかに会社の値打ちの大半がかかる。
資産 $231M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $200M(87%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約5年分
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