OSS
One Stop Systems設計の出発点が、机の上ではなく揺れて熱を持つ機体の中に置かれている。無人機や潜水艦に載せた実績は書類では代えがきかず、後から入る会社には積み直しに年月がかかる。
データセンター向けではなく、動く現場でも壊れない計算機の設計と製造で稼ぐ。防衛の主契約企業や米国防総省から機体や車両に積む機器の注文を直接受け、納入後の保守でも収入を得る。
受注が少数の大口案件に偏っており、契約の決裁が一四半期ずれるだけで数字が大きく振れる。欧州の子会社を手放して規模が一段小さくなったばかりで、利益の安定した軌道にはまだ乗っていない。
2025年末にドイツの販売子会社ブレスナーを手放し、頑丈な計算機の設計と製造という核だけを残した。手元の資金は株主還元ではなく、防衛の大型案件を取りにいく開発に向かう。
試作品として採用された機器が量産の段階まで進むかどうかで、売上の桁が変わる。防衛予算の配分と部品の入手のしやすさが、そのタイミングを前後させる。
この会社をどう読むか
One Stop Systemsが作るのは、空調の効いたデータセンターなら当たり前の性能を、砂と振動と高温のなかで出す計算機だ。載せる先は無人機やトラック、潜水艦や移動式の指揮所になる。
売上の形は部品メーカーというより、防衛の案件に一台ずつ食い込む商売に近い。試作で採用された機器が量産へ進めば数字は跳ね、案件の決裁が一四半期ずれれば同じだけ沈む。
バランスシート (要約)
資産 $53M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $46M(87%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$31M
- 他の流動資産$20M
- 固定資産$2M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $32M
- 売上成長率
- 31.2%
- 粗利率
- 49.6%
- 営業利益率
- −10.5%
- 純利益率
- 15.8%
- ROE
- 11.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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