OVBC
Ohio Valley Banc1981年から信託業務を持ち、傘下に消費者金融と保険代理店を抱える。確定申告の代行客に還付金の一部を前貸しする仕組みまで持つ点は、同じ規模の地場銀行ではあまり見ない。
個人と中小企業から預金を集めて住宅・商業用不動産・事業向けに貸し、2025年は貸出の利息と手数料が連結収入の77.8%を占めた。傘下のLoan Centralは信用力の低い層への小口融資と、確定申告の代行を手がける。
地域の雇用や不動産が冷えれば貸したお金が返ってこなくなり、金利が急に動けば預金と貸出の利息の差が縮む。商圏の人口が減り続けることも、長い目では預金と融資の伸びを鈍らせる。
貸出残高を伸ばして利ざやを積む姿勢がはっきりしており、2025年は融資が$134M増えた。稼いだ分は配当で株主へ戻し、商圏を広げるより深く掘る運営を続けている。
オハイオ州南東部とウェストバージニア州西部という限られた商圏の景気と雇用が、借り手の返済力を決める。2025年は商業向け融資が19.9%、住宅向けが11.9%伸びており、この地域で貸せる相手を見つけ続けられるかが問われる。
この会社をどう読むか
Ohio Valley Banc は、オハイオ州ガリポリスに本店を置く、総資産$1.6Bほどの地場銀行である。
目を引くのは、預金と融資のほかに確定申告の代行という季節商売を傘下に抱えていることだ。税務の顧客が還付を待てないときは銀行が前貸しをして、還付金が届いたら回収する。2025年は貸出の利息と手数料が連結収入の8割近くを占め、本体はあくまで18拠点で集めた預金を地元に貸す堅い商売のままだ。
バランスシート (要約)
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $170M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$46M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 9.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $18M
- フリーCF
- $17M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $4M
- 配当性向
- 27.5%
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