
OVID
Ovid Therapeutics薬の種をどこから持ってくるか。Ovidの答えは自社の研究室ではなく、大学や他社ですでに芽の出たものを見極めて取り込むという道だ。てんかんと精神病という、神経が興奮しすぎる仕組みを共有する分野に的を絞っている。
神経が過剰に興奮する仕組みに働きかける低分子の薬を、外部からの導入と自社開発を組み合わせて育てている。てんかんの発作、パーキンソン病やレビー小体型認知症に伴う精神病、統合失調症と的は複数ある。承認薬はまだなく、収入もほとんど立っていない。
脳や神経の病気は、薬の効き目を治験で証明すること自体が難しい分野だ。候補の一つはすでに開発の途中でつまずいている。導入した候補は対価や将来の収益を導入元と分け合う契約で、自社発見の薬より取り分は薄い。
限られた資金を、後期に進んだ候補への集中と新しい種の導入の両方に割り振っている。てんかんと精神病の二つの事業に焦点を保ちつつ、複数の候補を並行して走らせる体制を取る。
5つの臨床段階の候補のうち、後期に進んだ2つが治験で結果を出せるかどうかで先行きが決まる。外から薬の種を導入する契約を結び続けられるかも、パイプラインの厚みを保つ条件になる。
この会社をどう読むか
Ovid Therapeuticsを脳の難病の薬を作る会社と言うだけでは、他の神経系バイオ企業と見分けがつかない。違いは、薬の種を自分の研究室で一から発見していないところにある。
てんかんの発作から統合失調症まで、神経が興奮しすぎるという共通の仕組みを軸に5つの候補が並ぶ。うち2つはすでに後期の治験に進んだ。承認薬が一つもない段階で複数の的に賭けを分散させている構造そのものが、この会社の性格を映している。
バランスシート (要約)
資産 $151M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $131M(87%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$13M
- 他の流動資産$61M
- 固定資産$77M
- 流動負債$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7M
- 売上成長率
- 1181.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −585.2%
- 純利益率
- −240.1%
- ROE
- −13.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$38M
- フリーCF
- −$38M
- 営業CFマージン
- −528.6%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
OVID の掲示板
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