OWLT
Owlet親が自分で買える乳児モニターとして、FDAの認可のもとで脈拍と血中酸素を測れるのはDream Sockだけだと同社は説明する。市販品と処方品の二枚看板で、家庭と医療の両方に足を掛ける。
看板商品のDream Sockは、靴下型のセンサーで脈拍と血中酸素飽和度を測り、異常があればスマホに知らせる家庭用の乳児モニター。医師の処方で使うBabySatも別に用意しており、こちらは保険の給付を受けられる。
家庭用の乳児モニターで脈拍と血中酸素のFDA認可を持つのは現状Dream Sockだけだが、競合が同じ認可を取れば優位は消える。乳児の命に関わる機器だけに、誤検知は一件でも重い責任問題になる。
機器を一度売って終わりにせず、250万台が生んだ乳児データを購読型サービスOwlet360へ流し込む方向に資金を向ける。株主還元より、保険適用網の拡大と海外展開への投資が先に来ている。
新しく親になる人の数と、量販店やオンラインでの一括販売に売上がつながる。BabySatのほうは、医師が処方するか、保険が給付するかで伸びが決まる。
この会社をどう読むか
Owletの顧客は、新生児を家に連れ帰った初日の親だ。呼吸しているか何度も様子を見に行くあの不安を、足首に巻いた小さなセンサーが肩代わりする。
育児グッズの会社に見えて、2012年からの250万台超が生んだ乳児のバイタルデータのほうが実質的な資産にあたる。市販のDream Sockで間口を広げ、処方が要るBabySatで保険の効く医療機器に踏み込み、そのデータを使った有料サービスへ広げていく道筋を描いている。
バランスシート (要約)
資産 $86M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $19M(22%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$35M
- 他の流動資産$46M
- 固定資産$4M
- 流動負債$44M
- 長期借入金$2M
- 短期借入金$11M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $106M
- 売上成長率
- 35.4%
- 粗利率
- 50.6%
- 営業利益率
- −7.8%
- 純利益率
- −37.5%
- ROE
- −208.4%
- ROIC
- −20.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$11M
- フリーCF
- −$11M
- 営業CFマージン
- −10.2%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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