
P
Everpure回転する円盤を早くから捨て、記憶素子を自社の設計でまとめる形を貫いた結果、装置を売るだけでなく技術そのものを大手クラウド事業者へ納める段階まで進んだ。
企業やクラウド事業者へ、すべて半導体の記憶素子で組んだ高速の保存装置とソフトを提供する。回転する円盤の装置より速く電力を食わない点を売り物に、買い切りに加えEvergreen//Oneという月ぎめ契約でも収入を積む。2025年には標準的なハードディスクの18倍にあたる容量300テラバイトの記憶モジュールを投入した。
保存装置の市場は大手とクラウド事業者がひしめき、価格競争が絶えない。企業の設備投資が冷えれば装置の販売は鈍る。大手クラウド事業者向けの供給はまだ立ち上がったばかりで、規模も続き方も読みにくい。
株主還元より事業の作り替えを優先し、大手クラウド事業者向けの供給を軌道に乗せることと、月ぎめ契約への移行に資源を寄せている。
企業のデータ量が増え続けることが需要の前提で、そこへ大手クラウド事業者向けの新しい供給が上乗せされるかどうかが成長の幅を決める。買い切りから月ぎめへ移る過程では、同じ商売でも売上の見え方が変わる。
この会社をどう読むか
注目されているのは、装置を1台ずつ買う企業ではなく、超大手のクラウド事業者との取引のほうだ。2026年度、その一社への出荷が始まった。
Everpureは旧社名Pure Storageとして知られた会社で、回転する円盤を使わず記憶素子だけで組む設計を早くから貫いてきた。2025年には標準的なハードディスクの18倍にあたる容量300テラバイトの記憶モジュールを出した。装置ごと売る商売から、クラウドの内側へ技術を納める商売へ足を踏み出している。
バランスシート (要約)
資産 $4.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(31%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$855M
- 他の流動資産$2.2B
- 固定資産$1.6B
- 流動負債$1.9B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.7B
- 売上成長率
- 15.6%
- 粗利率
- 70.4%
- 営業利益率
- 3.1%
- 純利益率
- 5.1%
- ROE
- 13.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $880M
- フリーCF
- $616M
- 営業CFマージン
- 24.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
P の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…