PAAS
Pan American Silver一つの鉱山にも一つの金属にも賭けず、国と金属の両方へ散らしてある。どこかが止まっても全体は倒れない代わりに、当たった鉱山の妙味も薄まる、鈍く重い分散の形をとる。
掘り出した鉱石を、金銀の地金と、亜鉛や鉛を含んだ精鉱の二通りにして売る。値段は相場が決めてしまうので、稼ぎを動かせるのは掘った量と、掘るのにかかった費用の差だけになる。
相場が下げれば利益は一気に薄くなり、とりわけ銀は金より振れが大きい。政情の変化も直に効き、グアテマラの銀鉱山は先住民との協議が終わらないまま2017年から止まったままだ。
2010年から四半期ごとの配当を絶やさず、手元の現金が厚い時期には積み増す方針をとってきた。残った資金は鉱山や会社の買い足しに回り、2025年には銀鉱山フアニシピオの持ち分を得る買収を決めている。
銀と金の国際相場がそのまま売上高に映り、各鉱山が計画どおりの品位と量を出せるかで費用の側が決まる。操業はメキシコ、ペルー、ブラジル、チリなど七か国に散り、それぞれの国の税制と地域社会の同意の上に立っている。
この会社をどう読むか
パンアメリカン・シルバーという名前だけを見れば、銀を掘る会社に見える。ところが2025年の売上を鉱山ごとに並べ直すと、七割は金を主産物とする鉱山から上がっていた。
銀の鉱山は金や亜鉛を一緒に含むことが多く、この会社も地金と精鉱の両方にして売っている。銀の名で注目を集めながら足元の稼ぎを金が支えるという二重性が、この銘柄の読みどころになる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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