PAR
PAR Technologyレジだけ、注文アプリだけを売る競合は多いが、PARはそれらを一つの契約にまとめ、15万を超える現場に入れてきた。単機能の専業とは、店舗のどこまでを引き受けるかの範囲が違う。
レジ(POS)に加え、会員の特典を管理するPunchh、客が自分のスマホから注文する仕組み、店舗運営の分析までを買収でそろえた。それらを月額の利用料で束ねて売る。かつては端末の売り切りが中心だったが、ここ数年で契約更新型の収入の比率を意識して高めてきた。
外食の景気が冷え込めば、チェーンは店舗の設備投資を最初に削る対象にしやすい。レジや注文アプリの分野には決済会社も大手ITも入ってきており、競合は多い。買収を重ねてきた結果、システムの統合と借入の管理という別の負担も抱えている。
端末の売り切りから月額課金への移行が経営の軸で、足りない機能は買収で買い足しながら進めてきた。株主への配当より、ばらばらに使われがちな店舗システムを一本にまとめることへ資金を回している。
外食チェーンが店舗のレジやアプリを入れ替える時期と、契約した店舗が更新を続けるかどうかで売上の伸びが決まる。買収でそろえた複数の機能を客に併用してもらえるかも、一店舗あたりの単価を上げられるかの鍵になる。
この会社をどう読むか
PAR Technology はレジの会社として知られてきたが、いま売っているのはレジ単体ではない。会員アプリ、注文の仕組み、店舗の分析までを一つの契約に束ね、外食チェーンの裏側を丸ごと引き受ける形に変わった。
15万を超える現場にこの仕組みが入っており、ピースは買収で一つずつそろえてきた。ただし束ねる範囲を広げるほど統合の手間と借入は増え、外食の景気が冷えたときに解約の影響も広く及ぶ。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $825M(60%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$80M
- 他の流動資産$153M
- 固定資産$1.1B
- 流動負債$141M
- 長期借入金$374M
- 短期借入金$20M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $456M
- 売上成長率
- 30.2%
- 粗利率
- 43.5%
- 営業利益率
- −15.1%
- 純利益率
- −18.5%
- ROE
- −10.2%
- ROIC
- −4.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$27M
- フリーCF
- −$30M
- 営業CFマージン
- −6.0%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PAR の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…