PCRX
Pacira BioSciences3つの製品はいずれも患部に直接効かせる局所投与型で、飲み薬中心の同業とは効かせ方の設計が違う。2025年に買ったGQ Bioのウイルスベクター技術から生まれた遺伝子治療の候補も、同じ局所投与の発想を受け継ぐ。
主力は手術部位にとどまって長く効く鎮痛薬EXPAREL。ここに2021年の買収で加わった膝の関節注射薬ZILRETTAと、冷却で神経を鈍らせる医療機器が続き、いずれも自社の営業網で病院に届けている。
2025年に掲げた成長計画は2030年までに年間300万人超への投与を目標に置くが、2025年の実績は250万人で差はまだ大きい。EXPARELの特許が切れて後発品が入れば、買収で積み上げた製品群の中心が抜ける。
2006年の設立からいまの社名にたどり着くまで、名前は3度替わっている。自前で一から作るより、痛みの周辺技術を持つ会社を取り込んで製品を増やすやり方を続けてきた。
EXPARELの処方がどこまで広がるか、保険が支払いを認め続けるかが土台になる。そこに主力薬の特許がいつまで守られるかが重なる。
この会社をどう読むか
手術のあと、患部にとどまって長く痛みを抑えるEXPAREL。この一本がPacira BioSciencesの構成軸で、残る製品は買った会社から来ている。
2006年の設立から社名は3度替わり、Skyepharma、MyoScience、Flexion、GQ Bioと買収を重ねて品揃えを広げてきた。2025年に掲げた目標は2030年までに年間300万人超への投与で、2025年の実績は250万人。EXPARELの特許が切れる前にこの距離を詰められるかが問われる。
バランスシート (要約)
資産 $1.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $693M(55%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$159M
- 他の流動資産$389M
- 固定資産$717M
- 流動負債$121M
- 長期借入金$372M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $726M
- 売上成長率
- 3.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 2.6%
- 純利益率
- 1.0%
- ROE
- 1.0%
- ROIC
- 1.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $152M
- フリーCF
- $137M
- 営業CFマージン
- 20.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
PCRX の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…