PEPG
PepGen遺伝子を狙う薬は、標的を突き止めても細胞の中まで届かずに終わることが多い。PepGenが賭けているのは薬の中身ではなく、その届ける側の技術そのものだ。
承認薬はまだなく、収入はほぼ生まない。細胞膜を通り抜けるペプチドで薬の成分を細胞の奥まで運ぶ独自技術EDOを持ち、これを筋強直性ジストロフィー1型にまず向けている。
第1相のFREEDOMでは、遺伝情報の読み直しは過去最大級に進んだのに、患者の体の機能は単回投与では改善しなかった。第2相はカナダと英国で進む一方、米国では前臨床の毒性データを巡ってFDAが部分的な保留をかけている。
まず一つの病気で運搬技術の有効性を示し、そこから他の神経・筋の疾患へ広げる段取りを崩していない。手元資金の使い道は試験の完遂に絞られている。
開発費を賄う手元資金と、FDAとの対話がいつ決着するか。この二つが動くたび、承認までの時間軸そのものが伸び縮みする。
この会社をどう読むか
PepGenの第1相試験は、奇妙な結果を残した。狙った遺伝情報の読み直しは、この病気の臨床試験で報告されたなかでも最大級に進んだ。それでも、患者の体の動きは単回投与では良くならなかった。
届ける技術が働いている証拠は出たが、それが患者の暮らしを変えるかはまだ別の話、というのがいまの位置になる。第2相はカナダと英国で始まり、米国分は前臨床データを巡るFDAの保留待ちだ。指標の改善と、体の改善。この二つがつながる日が来るかどうかに、会社の値打ちがまるごと乗っている。
バランスシート (要約)
資産 $174M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $147M(85%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$61M
- 他の流動資産$90M
- 固定資産$23M
- 流動負債$13M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −60.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$82M
- フリーCF
- −$82M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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