PETZ
TDH Holdings何を売っているかより、どの国に会社を置いているかのほうが投資家の関心事になっている珍しい銘柄。中国の事業会社ではなくBVI籍の持株会社だと自ら宣言するところから開示が始まる。
製造と販売は子会社が担い、上場している親会社自身は何も作っていない。子会社はミズーリ、ネバダ、中国本土、ベルギー、香港に散っており、その稼ぎが親会社まで届いて初めて手元の現金になる。
監査法人がPCAOB(米国の会計監査を監督する機関)の検査を受けられない状態が続けば、HFCA法により米国市場から締め出されうる。中国本土の子会社は利益の一部を法定準備金に積む義務があり、その分は配当に回せない。
中国の子会社が生んだ現金は現地に残して事業へ再投資する運営で、親会社へ吸い上げてはいない。海外で集めた資金を子会社へ回す場合も、貸付か増資かの別に応じて外貨管理当局への届出が要る。
現場の売れ行き以上に、中国で稼いだ利益を親会社へどれだけ送れるかに依存する。中国本土の子会社が配当を出せるのは現地基準の累積利益の範囲までで、人民元の両替と海外送金にも当局の手続きが要る。
この会社をどう読むか
年次報告書の冒頭で、この会社はまず「当社は中国の事業会社ではない」と断っている。実際におやつや用品を作って売っているのは中国本土の子会社で、上場しているのは英領バージン諸島籍の持株会社だ。
子会社はミズーリ、ネバダ、中国本土、ベルギー、香港に分かれ、中国で稼いだ現金をどう親会社まで運ぶかが経営そのものになっている。監査法人が米国当局の検査を受けられなければ上場を失う制度の下にあり、商品の売れ行き以上にこの送金と監査の行方が値段を動かす。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
PETZ の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…